普通の日常の一般的な毎日

29歳の暮らしなど

「たそがれたかこ」を読んで/私にとっての趣味とは?

入江喜和さんの「たそがれたかこ」8巻までを読みました。いい漫画だった…!

 

  • あらすじ

80を過ぎた母と2人暮らしの主人公たかこさんは45歳バツイチ。幼い頃から人と打ち解けるのが苦手で、老いた母との生活やパート先で心を悩ます毎日だったが、たまたま耳にした深夜ラジオでとある若手バンドの曲に心を打たれる。そのラジオや音楽を糧にして日々の色々を乗り越えたり踏ん張ったり…行きつけの居酒屋も出来て、少しずつほぐれていく彼女の内面が丁寧に描かれる。

 

  •  感想など

家族の問題とか自分の過去との対峙とか困難が沢山出てくるけど、バンドのことを考えているたかこさんが幸せそうに描写されてて、ああ、いいなあと。読後感は爽やか!

バンド好きだろうがアイドル好きだろうが、恥じずに何でもどんどん生きる糧に取り込んだもん勝ちだと思います。

私も音楽が好きでライブによく行くけど、いい音楽を聴くととても気持ちがほぐれます。たかこさんと年は離れてる私だけど、すごく共感できる物語。たかこさん、音楽に出会えてよかったね〜

 

  • 連想されたこと

現実の私の趣味はと言うと、音楽聴いたり漫画読んだりドラマ見たりフィギュアスケート見たり相撲見たりライブ行ったりすること。書き出してみるとなんか些細だなあ。笑

一生独身でいたいほど打ち込みたい趣味かというとそうではない。でも前は自分の時間が欲しくて欲しくて、例えば彼氏と上手くいかなくなった。相手の予定に合わせて、自分が見たいライブ諦めるなんてストレスだ!と思ったのだ(クソです)。ただワガママなだけだったな。共存の道があったかもしれないよなー。

本当は、たかこさんみたいに、趣味が生活のスパイスとか、コミュニケーションの材料になれば素敵だよな。私はもう、余暇の詰め物として趣味をハメているというか…どんどん趣味が肥大化しているというか…上手く言えないけど、趣味を取り巻く自分の気持ちが、近年よくない方向に来ている感じはしている。

 

CD買ったり初めてライブハウスへ行ったりするたかこさんの純粋な楽しみを見て、ちょっと反省しました。今年は月に2回ペースでライブ行ってるけど、来年は吟味しておでかけ回数減らしてみようかなあ〜

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書いてて自分の気持ちが色々矛盾してる気もするけど、以上が「たそがれたかこ」感想と連想されたことでした。ちゃんちゃん。